【ゲームで怒る】 どう接する? ゲームに負けて怒る子への対応方法を発達の専門家が解説!
ゲーム 怒る イライラ
- ゲームに負けてキレる
- 負けそうになるとすぐに態度に出す
- 周りも含め楽しくゲームができない
「ゲームの負けで泣く」「思い通りにいかないと怒る」「リセットボタンを押してしまう…
子どもがゲームに対し感情的になる場面、よくありますよね。
せっかく楽しく遊べると思ってゲームを買ったのに子も親もイライラしてきて、「ゲーム買わなきゃよかった」となると残念ですよね。
この記事では、子どもがゲームで怒りやすい理由と、親ができる効果的な対応法を発達の専門家(作業療法士)が紹介します。
なぜゲームで怒る?

ゲーム中、ゲームに負ける時子供が怒ってしまうのには様々な理由がありますが、大きく分けると以下のようになります。
- 勝ちへの強いこだわり(自身の無さの裏返し)
- ゲーム自体が興奮する設計のため
- 怒りは楽しいと似た状態
詳しく解説してきます。
勝ちへの強いこだわり(自身の無さ)
子どもがゲームだけではなく、スポーツ・勝負・勉強に対して「勝ち」にこだわることはありませんか?
取り組んでいるものが「大好き」だからという理由もあります。
しかし、実は「勝ちへのこだわり」は自身の無さの裏返しであることが多いです。
勝負系のゲームを本人は「嫌い」と言うのに反し、やり始めると勝ちに執着して周りを巻き込んで怒りになる子。
▶︎実は、運動でも勉強でも周りに勝てないと思っており、ゲームに負けると自分の価値がなくなってしまうと思っていた。
このように、ゲームの勝ち負けに強くこだわりを持っている子ほど、他の何かで劣等感や不安感を感じていることがあります。
ゲーム自体が興奮する設計のため
ゲーム中怒ってしまう原因の一つとして、そもそも子どもに原因があるのではなく、ゲームのし仕組み上に影響されているのかもしれません。
ゲームはプレイする人を飽きさせない仕組みが、製作者によって数多く仕組まれています。
- 派手な光や音による演出
- 感情の起伏を煽るストーリー
- 勝つか負けるかのギリギリの難しさ
このようなゲームの設計が、子どもを興奮させます。
感情の抑制する脳の領域がまだまだ身発達だと、その興奮に流されるまま怒りへと繋がって行きやすいです。
怒りは楽しいと似た状態
感情は自律神経によって体にも影響を及ぼします。
自律神経は2種類に分けられます。
- 副交感神経:落ち着く・リラックス状態を担当する
- 交感神経:興奮・活発状態を担当する
どちらの自律神経が優位に立つかで体の心拍数や発汗、体温などが決まってきます。
実は、「ゲームをやっていて楽しい」という状態は、交感神経が優位になっている状態で、体は興奮・活発な状態になっています。
心拍数⬆️ 体温⬆️ 血圧⬆️ 呼吸回数⬆️ 口の中ネバネバ・パサパサ
これは、怒りの状態とほとんど同じなのです。
ゲーム中、怒ってしまう子は、「楽しい」がヒートアップして体が極度の興奮状態になった影響からかもしれません。
親ができる対応

では、ゲームで怒ってしまう子に対して親ができることを5つ紹介します。
- すこし放っておく
- リラックス方法を事前に見つけておく
- 落ち着いてから振り返る時間をもつ
- 根本的な自信をつけてあげる
- 怒りにつながりにくいゲームを買う
それぞれ簡単に解説して行きます。
すこし放っておく
子どもが怒りのピークにある時、ついつい親もイライラして「怒らない!」と叱ってしまいます。
ですが、お子さんは興奮状態にある時体も脳も冷静に考えることができない状態です。
そのため、子どもが怒っている時に叱っても、さらに怒りにつながるため少し放っておくのが一番効果的です。
リラックス方法を事前に見つけておく
人は誰でも感情によって体が落ち着かないことがあります。そんな時私たちは意識的にリラックスしようと自分なりの方法を持っています。
子どもにも日頃から落ち着く方法を見つけられるような関わりを持てていると、ゲームで興奮した時に意図的にリラックするする方法を行うよう声をかけられます。
落ち着いてから振り返る時間をもつ
子どもの怒りがピークから下がってきたタイミングで、その時の気持ちや行動を振り返りましょう。
ポイントは、子どもの気持ち自体は否定せず、その出し方や行動を修正していくよう促すことです。
自分も周りの人も気持ちよく楽しく過ごせることを目標にお話ししてみましょう。
根本的な自信をつけてあげる
「怒ってしまう原因」にも挙げたように、勝ち負けの裏側には、劣等感や自身の無さが潜んでいる可能性があります。
残念ながら日本はまだまだ、個を尊重する学校ではなく「勉強」「運動」など形にはめた評価を基準としています。
お子さんの性格や、興味をもっていること、好きなこと、いいところをたくさん伸ばして行けるのは家庭が一番です。
ぜひご家庭でお子さんの根本的な自信をつけられるようなお話しや遊びをしてみましょう。
怒りにつながりにくいゲームを買う
そもそも、い怒りにつながりやすいゲームを避ける方法もいい手段です。
最近は多種多様なカテゴリーのゲームが発売されており、自分の中で達成感を感じやすいよう設計されているゲームもあります。
人との勝負に怒りを感じやすいお子さんは、そういった自分の成長や頑張りを実感できるゲームを買ってあげると良いかもしれませんね。
まとめ

ゲームで怒ることは、決して悪いことではありません。
それは「悔しい」「自分も誰かに認められたい」という成長の証でもあります。
親が感情を受け止め、少しずつ切り替える練習を積み重ねることで、
子どもは「感情をコントロールできる力」を確実に育てていけます。
家族で笑顔でゲームを楽しめる時間を増やすためにも、
今日から「怒る」ではなく「気持ちを伝える」練習を一緒に始めてみましょう。



