保護者向け

【先生ガチャ】療育先生ガチャは「3つの差」で決まる!

ke-sensei
キーワード

療育 先生ガチャ ハズレ 当たり

  • 療育の先生にも「先生ガチャ」は存在するの?
  • 療育の先生がハズレな気がする…。
  • 今の担当の先生を変えてほしい!

学校では最近「先生ガチャ」なるものがトレンドの言葉になっていますね。

療育の先生にも残念ながら「先生ガチャ」は確実に存在します。

今回は「先生ガチャ」が存在してしまう理由について解説していきます!

この記事は次のような人にオススメ!

  • 先生ガチャが心配な方。
  • 今の療育に納得いっていない方。
  • 療育の先生を変えてほしいと思っている方。

療育の先生も「人」であり、AIには代われない仕事である以上、どうしてもお子さんとの関わり方に個人差が強く出てしまいます。

この記事の後半には「療育の先生ガチャ」に外れたと感じてしまった時の対策も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事を書いた人
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
Profile
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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先生ガチャが存在する理由

療育の形態は現在、個別・集団・小集団・あずかり・短時間・運動など。様々存在します。

どのような形態の療育施設でもその仕組み上、「担当」という先生が存在しています。

その「担当」が基本的に療育の内容を考え、実践しなければいけまん。

療育の大まかな方向性は児童発達管理責任者【自発管】が決めています。
しかし自発管はあくまで「大体の方向性」しか決めないため、細かな療育内容は担当が決めるところがほとんど。

したがって担当の先生により、全く異なる質感での療育が展開されます。

その「担当の先生」にガチャが存在してしまう理由は以下の通りです!

療育の先生ガチャが存在する理由
  • 先生のこれまでの経歴の差
  • 先生の学ぶ意欲の差
  • 先生が所属する環境の差

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

先生のこれまでの経歴の差

療育の先生として働くためには最低限「児童指導員」という任用資格が必要です。

この「児童指導員」という任用資格は取得するのに資格試験などはなく、教育・保育・福祉系の学校を卒業していればいつの間にか取得していることになっている資格です。

参考資料

厚労省HPより引用

したがって、子どもの発達を何も知らなくても療育施設で働くことは可能なのです。

一方で、学生時代から「発達障害児と関わること」に目標を絞って専門的な学びをし、長く療育の世界で働いている先生もいらっしゃいます。

したがって、その先生が今まで経験してきた【学び】や【経験】により、療育内容やお子さんとの関わり方が変わってしまうのです。

たとえ「専門職」であっても、全く別の業種での経験が長いと
【肩書だけ専門職】の先生もいらっしゃいます。

保育士歴が長い先生と一緒にお仕事をしたこともありましたが、その先生曰く

【保育】と【療育】は全く別物。新たに知識を学んでいく必要があった。

とのことでした。

子どものプロフェッショナルであっても「療育」は保育とは全く別の物であり、
0付近からのスタートとなるようです。

実際、私も新卒時点では本当に下手でガチャハズレな療育者でした。
お子さんに自分の考えを押し付ける療育をやっていた自分が恥ずかしい…。

しかし、これまでの経験がその先生の力量を決定するものではありません!

未経験や肩書だけ専門職から療育をスタートした先生であっても、
以下の「学ぶ意欲」が高く良い「環境」にいる先生とても良い先生となります

先生の学ぶ意欲の差

療育の世界は常に考えや知識をアップデートしていく必要があると私は考えています。

毎日お子さんと関わり、お子さんや保護者の方に寄り添った療育をするには、毎日壁にぶつかります。

ハズレ先生の多くは、知識のアップデートを全く行わず、日々をなんとなくこなすだけ療育を行っています。

さらに厄介なのが、知識のアップデートを行わない【肩書だけ専門職】です。

先生1人が持つ考えや知識には限界があり、それだけ突破できない壁ですから、
考えや知識をアップデートするしか壁を突破する方法はありません。

専門職という肩書のポジションにあぐらをかき、自分の持つ知識だけで療育をしている先生が意外と多くいらっしゃいます。

「自分には知識がある」という思い込みお子さんに合わない療育を行う専門職ほど質の悪いものはありません。

「自分に合わないから」という理由で早期ご退職する専門職の先生も多くいました。

一方でお子さんに合った療育を提供を目指し、日々学びながら模索する先生は
ガチャ大当たりの先生と言えます

先生が所属する環境の差

「環境が人を作る」という言葉がありますが、療育の先生にも同じことが言えます。

療育施設はその施設ごとに特色が全く違います。

チェーン展開している療育施設であっても、施設ごとに全く雰囲気は異なります!

施設の先生方の雰囲気や向上心が先生個人の雰囲気や向上心を作っていきます。

例えば、施設全体で勉強会を毎月実施していたり、担当のお子さんの相談が頻繁に先生の間で行われている施設はガチャ当たりの先生がとても多いです。

ハズレの先生が多い施設の特徴は以下の通りです。

ハズレの先生が多い施設の特徴
  • 日々なんとなく療育風の遊びをしている施設は、知識不足の先生が多い。
  • 先生間のコミュニケーションが少ない施設は先生の個人プレイが多い。
  • 特定の1人の先生だけが目立っていると、考えの幅が狭い宗教っぽい施設。

施設全体の先生の雰囲気を見ることで、ある程度先生個人の力量も感じることができます。

もちろん施設の雰囲気を変えようと頑張っている先生もいます!
施設の雰囲気が悪いから先生みんながハズレというわけでは
ありませんよ!

先生ガチャにハズレたら…?

新年度や担当変更に伴い、「先生ガチャにハズレた!?」と感じたら絶望的な気分になるかもしれません。

そんなときの対処方法は以下の通りです。

  • 自身の悩み・やってほしい事を遠慮なく伝えてみる。
  • 先生の変更をお願いしてみる。
  • 療育施設を変える。
  • 先生とたくさん会話してみて、待ってみる。

それぞれに詳しく解説する記事も現在準備中です!

しばらくお待ちください!

まとめ

療育の世界においても、残念な事に「先生ガチャ」は確実に存在します。

その理由は大きく分けて3つ!

療育の先生ガチャが存在する理由
  • 先生のこれまでの経歴の差
  • 先生の学ぶ意欲の差
  • 先生が所属する環境の差

これら3つの差が「先生」の力量を決定づけています

療育の世界は先生の知識・経験・人となりがお子さんにダイレクトに反映される世界です。

療育の先生ガチャという残念な言葉がなくなるよう、
これからも知識や技術の発信を継続していきます!

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Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
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