体・手の支援

【手の力】箸×すくってゲームで支える方の箸を安定させよう

ke-sensei
キーワード

箸 下の箸 安定 療育

  • 箸が上手に持てない
  • 箸の動きがなんだかぎこちない
  • 箸の練習を始めたばかり
  • 楽しく箸動作を練習したい

箸動作は療育のニーズとしてよく聞かれます。

今回は、箸動作の基礎となる手の動きを育てる遊びを紹介します!

この記事がオススメな人!

  • 箸の練習方法に迷っている
  • 楽しく手を動かす遊びを知りたい人。
  • 手先の細かな動きを促したい子を担当している人。

段階付け(スモールステップ)も紹介しています!
遊びの展開に困ったときにはぜひご活用ください!

この記事を書いた人
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
Profile
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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箸の練習順序

箸は複数の指の動きをくっつけた複雑な動作です。

1つ1つの練習をクリアしていきながら箸動作の獲得を目指しましょう。

下の箸(支える箸)の練習

薬指と小指と親指で挟んでいる箸の練習をします。
安定した土台や手のフォームを目指しましょう。

上の箸(動く箸)の練習

人差し指と中指で箸を動かす練習をします。
スムーズな動きで疲れない動きを目指しましょう。

箸で食べ物を切るなどの動きの練習

箸は食べ物をつかむだけでなく、食べやすい大きさに切るなどの動作も求められます。

最終調整

疲労せず、安定して一定の速度で無意識に動作できるまで練習します。

今回は、STEP1【下の箸(支える箸)】を、
楽しく練習できる遊びを紹介します!

支える箸の力を鍛えよう!

決まったフォームを無意識で取れるよう、箸を持つ前の手の位置から練習しましょう。

利き手を机の上に出し、親指が上にくるように出します。

スタートは基本この位置から毎回行いましょう。

【カード挟んですくえる⁉︎ゲーム】
支える箸の力を鍛える遊び

準備

準備物
  • 皿や器などの入れ物【必須】
  • 穴や輪っかのある教材【必須】
  • 箸1本【必須】
  • カード【必須】
  • ゴールの入れ物【必須】
  • くじ引き【任意】
事前準備
  • 入れ物に輪っかや穴のある教材を入れておく。
  • 掬い取って欲しいものを伝える方法を用意する。

遊び方

スタートの手の形を作ろう

正しい手の形を作りましょう。
親指で箸を挟み、
薬指の上にのせるイメージです。

カードを挟もう

今回は箸を1本で行います。
人差し指と中指では、
カードを挟んでおきましょう。

物品をすくおう!

皿や器に入れた教材を慎重に掬います。
主に手首の動きを使うことになるはずです。

NG動作

握り込み

手首が返りすぎてカードの裏が見える

指示の出し方

指示の出し方

【説明】
①支える箸の練習をします。
②手の形を変えずにすくいます。
③手を握り込んでカードと箸がぶつからないよう注意しましょう。

【実演】
実際にやって見せる。

遊びのポイント

安定した姿勢が取れているか確認しましょう。

集中を要する活動の前に、
安定した姿勢が取れているかを確認することが手の動きを高めます。

集中する動作は安定した姿勢から!

スモールステップ【難易度調整】

遊びはどんどん発展させていきましょう!
お子さんにとって簡単すぎる活動は飽きを生じさせます。
難易度を上げたり、バリエーションを広げて遊びを提供してみよう!

お子さんから出たアイディアも積極的に取り入れよう!

難易度調整
簡単
難しい
  • 輪っかや穴が大きい
  • すくう物品が軽い
  • すくう数が少ない
  • 器が適度に浅い
  • 輪っかや穴が小さい
  • すくう物品が重い
  • すくう数が多い
  • 器が深い

まとめ

運筆の力を高める遊びとして【3本指UFOキャッチャー】を紹介しました!

アイディア次第でさまざまなバリエーションがつけられます!

ぜひお子さんのアイディアも参考に作ってみてください!

参考になる書籍

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ABOUT ME
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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