【療育おもしろ日記】 信頼の証?

ke-sensei

信頼の証?

自閉傾向のある高校生男子の支援を複数指導員で担当していた頃の話です。

その子は、あまり自分から積極的に会話をするタイプではありませんでした。

しかし…。

今日、あの高校生の子の支援に入りました。

もう仲良くなれましたか?

いやーどうですかね。まだ2回目ですし。

まぁ、ゆっくり仲良くなっていけば良いよ!

あぁでも、そういえば初めて本人から話をしてくれたんです。

おぉ!よかったね!どんな話?

えっとー「犬がしんだらどうなる?」って聞かれました。

管理者
管理者

あーそれはね、その子が「信頼している人」にしかしない話だよ!
よかったね!

えー、やったぁ!うれしいですー。

えっ…!
私話してもらってない!あんなにたくさん支援入ってたのに!
くっそーやっぱり可愛い女の先生がいいのか!?

自閉傾向が強いお子さんは、独特なパターンの会話デッキを持っています。

特定のワードに対してとても怒ったりすることもありますが、

今回の場合は「信頼した人」に対する表現の一つとしてその会話を用いたようですね。

それにしても、関係性構築は「時間」の要素だけではないと改めて思った出来事でした。

くやしい。

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Ke先生
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