絵本紹介

【絵本解説】 『えんそくバス』 読み聞かせのポイント!

ke-sensei
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こんな子におすすめ!

乗り物が好きな子
幼稚園、保育園に通っている子で、
『遠足』を経験したことがある・する予定の子

文字量
少ない
多い
ストーリー性
ない
ある
イラスト
写実的
かわいい

紹介する絵本

『えんそくバス』

文:中川ひろたか
絵:村上康成

出版:童心者

https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494005826

あらすじ

今日は遠足の日。

ところが園長先生は寝坊をしてしまいました。

子どもたちとひろみ先生は遠足へ出発してしまいます。

公園についてお弁当の時間になると園長先生が合流したのですが…。

急いでいたのでお弁当を忘れてしまった園長先生…。

それを見ていた子どもたちはどうするのでしょうか!?

読み聞かせのポイント!

遠足に持っていくおやつのページでは、
『どんなおやつが好きか・どんなおやつを持っていきたいか』など
想像を膨らませてやり取りをするのも楽しいです。

絵本の世界から、自分のことに置き換えて考えたり想像する
発想の転換も楽しめます

バスが道を走っているシーンでは、

絵本を傾けたり揺らしたりしながら臨場感たっぷりに読むのがおすすめです。

子どもも一緒に体を傾け絵本の世界に入って楽しめます。

【先生のセリフ】【子どものセリフ】【セリフ以外の部分】を
読むひとの声のトーンや音程、話すスピードを変えるなどして読み分けましょう。

聞いている子も状況を把握しやすくなり、より楽しめます。

繰り返し読んで内容を把握している子には
「次はどうなるんだっけ?」と問いかけながら読み進めてもいいですね!

子どもの反応になんて言う?

子どもの反応に返答する例
  • 食べ物のページでは食べる真似をする

一緒に食べる真似をする、どれが食べたいか等のやり取りに繋げましょう。

→経験が話せる子には、おやつやお弁当を食べた場面を思い出して話してもらう。

  • 滑り台やロープを迷路のように指でなぞっていく

 →子どもたちの動きや遊びを想像してなぞってもらいましょう。

  • 登場人物の容姿について触れる(ハゲ、ヒゲ、メガネなど)

 →子どもが気づいたこと自体には共感してあげながら、よくない言葉は言い換えて聞かせ、ストーリーに戻りましょう。

「ハゲ」などの言葉に対し、叱る必要はありません。
読んでいる人が言い換えて聞かせてあげることが重要です。

 

まとめ

バスが揺れるシーンでたくさんやり取りができる絵本です。

子どものやさしさが見える絵本でもあります。

ぜひたくさんやりとりをしながら読んであげましょう!

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ABOUT ME
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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