【Ke先生のひとりごと】療育にも先生ガチャは存在する

「ガチャ」という言葉が使われはじめ、ついに親や先生など自分の力ではどうしようもできない人材を「親ガチャ」「先生ガチャ」などと呼ぶようになってきました。
療育も基本的には施設側が先生を選んでいますから利用している子や保護者にとっては「療育の先生ガチャ」もあるのかもしません。
実際、働いている側からしても療育の先生にもガチャっぽさは十分あるなーとわかります。
療育先生ガチャ
なぜ、療育の先生にガチャっぽさを感じるのかというと、
各個々人の先生にはやはり能力差が確かに存在しているからです。
療育の先生として働くには「児童指導員」の資格が最低限必要ですが、任用資格なうえに、教育・保育・リハビリなどの資格があればどんな人でもなれます。

仕事について続くかどうかは別として、なるのは比較的簡単です。
そのため、お子さんと保護者の方々の生活を少しでも良くしたいと思って仕事をしている人と、お金や子どもと遊ぶのが好きという理由で仕事をしている人に大きな差が生まれます。
また、療育の仕事はイレギュラーが多く、「普通」という考えが通用しない世界です。
常に頭をフル回転し続ける毎日ですから、最初は意欲がある先生でも日々の業務に追われ、疲れて考えるの諦めてしまう先生もいます。
むしろ日々学び、お子さんやご家族のために支援をし続けられる先生はスーパーレアなみにレアな存在でもあると思います。

また、郷に入っては郷に従えとも言いますが、その療育施設自体のスキルアップ意欲も個人に影響しています。
数名が意欲的に支援の質をアップさせようと勉強している人がいると、おのずと周りも引っ張られていますから、施設全体の療育スキルも高くなります。
療育施設を転々とすることが良いこととは言えませんが、もし今の療育の先生がお子さんに合わないと感じたら、施設自体を変えることも検討してみてもいいかもしれません。
また、療育の先生方は自分がガチャのハズレだと言われぬよう、日々研鑽してほしいと願います。
人と人の関係はめぐり合わせです。
どんなお子さんも良縁に巡り合えますように。





