感覚を知ろう『固有受容覚』

ke-sensei

固有受容覚ね、完全に理解した。

なるほど全然わからん!

聞いたこともねぇぜ!

…っていう人も大丈夫! この記事読めば大体わかるはず!

苦手意識持たず最後まで読んでくれ!

感覚を知ろう

固有受容覚

固有受容覚。それは…

物の重さや体の形を感じること!

以上!

はい。そのままですね。筋肉や関節に動きを感知するセンサーがついています。

そのセンサーが物の重さや、体の動き・形を認識します。

固有受容覚の役割

固有受容覚の役割はこの3つ!

  • バランスをとる
  • イイ感じの力に調整
  • 心を落ち着かせる

バランスをとる

フラミンゴの真似できますか?

片足立ちをするとき、全身の筋肉がうまーく調整しあっています。

私たちは、ただイスに座ってるときだって、歩いてるときだって、いつだって全身の筋肉は調整しあってバランスをとっています。

バランスをとるには固有受容覚だけでなく、前庭覚とのコンボ技のため、前庭覚の記事もチェック▼

いい感じの力に調整

私の二つ名は「卵ブレイカー」だ!

…という、何でもかんでも破壊してしまう

破壊神のみなさんは固有受容覚を感じにくい…のかも!

保護者のかたからよく「何でもかんでも力を入れすぎてる」というお話が多くあります。

私たち人間は疲れるのが嫌いだし、痛いのはもっと嫌な生き物です。だから脳は筋肉に必要最低限の力を入れるようにいつも命令を出します。

ただ、この命令を出すときに重要なのは今どのくらいの力が入っているかを知ることです。

この情報がうまく入ってこないと

脳

まだまだ力を入れなきゃ!

と、間違った命令を出して、なーんか力が入りすぎてる状態になります。

力を調整する際には、この固有受容覚の情報が脳に正しく伝わることが重要になります。

心を落ち着かせる

固有受容覚に適度に刺激が入ると心が落ち着いてきます。

例えば…

貧乏ゆすりをする人は集中するために固有受容覚に自分で刺激を入れています。

小さい子は布に包まれたり、お母さんにギュッと抱きしめられると安心します。

このように固有受容覚への適度な刺激は心落ち着かせて安心を作るのに役立ちます。

Ke先生の事例

おばあちゃんの家では寝れるのに、自分の家では寝れないという子がいました。

何が違ったかというと、おばあちゃんの家で使っていた寝具は昔ながらのもので今の物に比べて結構重かったそうなんです。

以外とお子さんは重い寝具のほうが安心して寝れる子も多いみたいですね。

最近はあえて重く作られている「ひざ掛け」も売られています。

多動傾向のあるお子さんにも有用なのでぜひ日常使いしてみてください。たったこれだけで勉強に向かっていられる時間が伸びるかもしれません。

まとめ

固有受容覚とは、重さや体の形・動きを認識すること。

役割は3つ!

  • バランスをとる
  • イイ感じの力に調整
  • 心を落ち着かせる

疲れない生活を送るために固有受容覚は大事な働きをしている!

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ABOUT ME
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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