感覚を知ろう『触覚』

ke-sensei

療育を行う上で必ず聞く「感覚」!

その中でも今回は感覚の代表格「触覚」について学びましょう!

感覚を知ろう

触覚

触覚と聞いてどんなことが思い浮かびますか?

んー触った感じのことだよね。フワフワとかスベスベとか…。

大体皆さんが想像したもので間違いはないと思います。

「触覚」とは、触った感じ。それに加え「触られた感じ」も含まれます。

この自分で触ること、だれかに触られることどちらも発達には重要な役割があります。

触覚の役割

触覚には3つの役割があります。

  • 触ったものがわかる
  • 身を守る
  • 心を安定させる

触ったものがわかる

一番想像がつきやすい役割ですよね。

触った感じでそれがどんな物なのか判断できます。目を閉じて周りの物に触っただけで大体何を触ってるのかわかりますよね。

子どもは、触ることも情報収集として大事にしています。

赤ちゃんが何でも口に入れるのは、

口周辺の触覚が一番最初に発達するからなんです。

担当のお子さんがなんでも口に入れる様子がある場合は、まだその子が口周りから情報を得ている段階なのかもしれませんね。

身を守る

私たちは常に危険なものと隣り合わせで生きています。自分の体にとって危険なものを判断して守るのも触覚の役割です。

子どものうちはどんな物が危険なのか知りませんから、大人からすると危なっかしく見えます。

本能的に危険だと判断できることもありますが、ほとんどは怪我をしたり、痛い思いをしたりすることで学んでいきます。

自分で経験をしなくても、痛がっている人を見れば経験になります。

しかし、発達に困難さがあるお子さんだと経験しない限りは危険だと思えない事もあります。

心を安定させる

意外かもしれませんが、触覚は心の安定と大きくかかわりがあります。

赤ちゃんの時にお母さんにたくさん触られることで安心してそこに存在できるのです。

この時に作られた安心感は今後生きていくうえで非常に重要な心の支えとなります。

触覚を感じにくいお子さんは、お母さんに触ってもらえていてもこの心の支えが作られにくい傾向にあります。

そのまま成長することで周囲の人から気を引こうとする行動が多くみられる。ということにつながるケースもあります。

お子さんを落ち着かせるために背中をなでたりするよね!

まとめ

「触覚」は周りの環境を知ったり、身を守るために大切なもの!

さらに、心の安定にも働き、安心した気持ちで生きていくために重要な働きを担っている!

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ABOUT ME
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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