【Ke先生のひとりごと】目的としての楽しいと、過程としての楽しい

ke-sensei

先日、有志による勉強会の講師をさせていただきました。

私の支援に対する信念や支援の実際をお話しさせていただき、自分の支援を見つめなおすとても良い機会となりました。

講演終了後の質疑応答・意見交換の場において、とても面白い意見がありました。

メモ

「楽しい」は、それ自体を目的とする場合と、

「楽しい」を使って支援する場合。つまり過程として利用する場合がある。

講演の本筋の中で私は何度も「楽しい」という言葉を使用し、楽しいは絶対であるという語りを行いました。

しかし、私の語りの中で、目的・過程のような話は全くしておらず、自分にも全くない考えであり、超目からうろこ!って感じです。

たしかに、自分の支援を振り返ると、無意識で使い分けをしていることに気付きました。

例えば、

子どもが自分の苦手さに立ち向かっていかなければいけない支援を行うとき、少しでも楽しくできるよう本人の好きなものをうまく利用します。【過程】

例えば、

制作活動に一緒に取り組み、人と成し遂げた経験を重視した支援を行います。【目的】

また私にとって重要な考えを身に着けることができたとてもありがたい意見でした。

※ちなみにこの意見をくれた方は「楽しさは支援に不要」とおっしゃっていましたけどその話はまた別の機会に。

今回のひとりごとはここまで。

それでは皆様よい療育ライフを!

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ABOUT ME
Ke先生
Ke先生
発達作業療法士
地域の療育現場で働く作業療法士。
わたし自身長く療育に携わってきてもお子さんとの関わりについて日々悩むばかり。
悩む中で得られた知識や経験を共有し、同じ悩みを持つ方の力になれればと思いブログをはじめてみました!
『楽しく学べる!』をコンセプトに療育に関する知識や技術を発信していきます!
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