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【育児ストレス】子育てが思い通りにいかないストレスを解消するマインドセット

ke-sensei
キーワード

子育て 育児ノイローゼ コントロールテスト

  • 子どもが言うことを聞いてくれないのはどうしてなの?
  • とにかく育児がストレス!
  • 少しでも楽に育児がしたい。

「親の心、子知らず」なんて言葉があるように、子は親の思い通りに育つとは限りません。

特にイヤイヤ期に入ると子どもの自我がつくられ、親の言うことに反抗します。

「安全に生活するため」「人様に迷惑をかけないため」「子どもの将来のため」

親は子どもの幸せを願って怒っているのに、子どもは親の言う事を聞かず。その度にイライラして怒ってしまいますよね。

この記事は、そんな「親の言う事を聞いてくれない子にイライラする」皆様が少しでも気持ちを楽に育児ができるようなマインドセットを教えちゃいます。

この記事は次のような人にオススメ!

  • 子どもが言う事を聞いてくれない事にイライラする人。
  • 最近育児に疲れ、鬱っぽくなってる人。
  • 子どもとの関わり方に悩んでいる人。

大切なお子さんだからこそ、子育てに関して悩むのは当然です。

今回教えることは、今すぐできる簡単なないようですから、読み終わる頃にはきっと今の辛い子育てが楽になっている事でしょう。

ぜひ最後までご覧ください!

この記事を書いた人
Ke先生
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発達作業療法士
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子どもと子どもに関わるすべての人が幸せでありますように。
【療育の引き出し】では、地域で活躍してきた発達作業療法士の『Ke先生』と、
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なぜ子どもは言う事を聞いてくれない?

そもそもどうして子どもは親の言う事を聞いてくれないのでしょうか。

それにはいくつかの理由があります。

子どもが親の言う事を聞かない理由
  • 自立心が成長しているから。
  • 支配されるほど反発したくなるから。
  • 親の言うことにメリットを感じられないから。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

自立心が成長しているから

子どもは成長していく中で、徐々に親から自立していきます。

「イヤイヤ期」「思春期」がその代表とされますが、親の言う事に反発したり、言う事を聞かないと言った行動も「自立心の成長」とも言えます。

逆にいつまでも親に従順な子は、愛着形成に何かしらの問題があったりして親からの自立が遅れることがあります。

自立が遅れると、常に不安を持った不安定な精神になってしまうんだよね。それでニートになっちゃう事例も…。

そのため、親に反発したり言う事を聞かない行動は、親がその子にとっての安定の基盤になっているからこそ!と言う面もあります。

注意点

発達の何らかの不具合により、親の愛情を感じ取りにくい傾向のお子さんが、親に対しアピールするような不適応行動として「言う事を聞かない」ということもあります。

支配されるほど反発したくなるから

これは子どもに限ったことではありません。

人は、自分ではない誰かの決定や、ルールに対し反発したくなる生き物です。

自分で決めた結果、失敗しても自分のせいだから過度に怒ったりはしませんよね。

それが他人に指示されて失敗したら、きっとあなたはその人に対し怒りやイライラした気持ちを抱くことでしょう。

子どもも同じです。親が家庭でガチガチにルールや生活を縛れば縛るほど子どもは反発し、自由を求めます。

親の言う事にメリットを感じられないから

みなさんが子どもに対して何かを指摘したり怒ったりする時にはきっと意図があるはずです。

「子ども将来のため」「他人に迷惑をかけないため」「ルールだから」「安全のため」

しかし、子どもはその意図を完璧に理解することは不可能でしょう。

人は実際に経験したことは、記憶に残り次に活かします。

しかし、子どもは生まれてまだ数年分の経験しかありませんから、親がいくら言葉で説明したとしても理解できないことがあって当然です。

だからこそ親の言うことよりも自分の意思を尊重し、親からすると「危なっかしい、なんて不合理な行動」とも捉えられるようなことをします。

自分で経験をして痛い目を見ることが一番の学びになりますよね。

子どもの行動に怒らないマインドセット

子どもが言う事を聞いてくれないとイライラした気持ちになるのは当然です。

ここからは、「子どもが言う事を聞いてくれない時に使える」マインドセット。

「コントロールテスト」について解説してきます。

コントロールテストを行うメリット
  • 子どもに対しイライラしたり怒ったりしなくて済む
  • 道具も時間も必要ない
  • 子どものために何をしてあげるかを考えられる
  • 仕事や人間関係でも使えて楽になる

道具や時間は必要なく、今からできることですからぜひトライしてみてください。

「コントロールテスト」が習慣になるだけで多くのストレスから解放されることでしょう。

コントロールテストとは?

コントロールテストとは、「自分でその物事をコントロール(操作)できるか考える」マインドセット方法です。

これは、心理学ではなく「哲学」由来の方法ですが、「成功者」と呼ばれる人たちが自分の感情を安定させる方法としてよく使っています。

コントロールテストは、何かイライラや問題ごとが発生した際に以下の点について「YES」になるかを自問自答します。

これらに当てはまらないものは、あなたのコントロールできるものではありません。

諦めて受け入れるしかないのです。

コントロールしようとしても結局イライラや怒りにしかなりませんから無駄です。

コントロールテストの実例

では、実際にコントロールテストの使い方を見ていきましょう。

コントロールテスト活用例

子どもが勉強せず、毎日友達と遊びに出かける。

親としては家で勉強をして将来良い進路に進んで欲しいと思っているからイライラする。

したがって「子どもが勉強をせず、毎日友達と遊びに出かける」ということは親のコントロールできる事ではないことがわかります。

自分でコントロールできないことを怒ったり心配したりしても無駄です。

逆に親がコントロールできることもあります。

親がコントロールできること
  • 子どもが楽しいと思える勉強の提供。
  • 勉強したいと思える「夢を抱ける機会」の提供。
  • 子が勉強したいと感じた時にサポートできるお金の確保。

自分がコントロールできることに対して力を注いであげましょう。

コントロールテストを習慣にする

コントロールテストをやってみると、世の中に自分がコントロールできる物事が非常に少ないことに気づくでしょう。

子育てのほとんども、親は脇役で主役の子どもを親が操作することなど出来ません。

自分がコントロールできないことにはイライラしたり怒ったり、心配する必要はありません。

親の心の穏やかさは必ず子にも伝わり、子どもも安定して生活していけることでしょう。

皆様が心穏やかな子育て生活が送れることを願っています。

まとめ

「子どもが親の言う事を聞かない」と、親としてはイライラしたり怒ったりしますよね。

今回はそんな気持ちを少しでも楽にするようなマインドセット方法「コントロールテスト」について解説しました。

子どもが何を思ってどう行動するかは、親であっても完全に操作することは出来ません

操作(コントロール)できない事にイライラしても仕方なく、自分でコントロールできることに向き合い、改善することしかできないのです。

そのぶんコントロールできる事に力を注ぎましょう。

コントロールテストを習慣にして、子育てにイライラしない親になり子どもを支えていけるといいですね。

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