療育スキル

【療育スキル】 新人療育者がやるべきたった1つのことー 名前を覚える ー

ke-sensei
キーワード

療育 スキル 初任者

  • 初めて療育の仕事を始めたけど、何を頑張ればいい?
  • 子どもとの信頼関係ってどう作るの?
  • とにかく今何をすべきか迷っている。

入職したけど何から覚えればいいのか分からない…

お子さんと関わることが楽しみで入職したけれど、ただ遊ぶだけではない療育の世界……。会社の研修も終わったけれど、いまいち何からやったらいいのかわからない。

そんな新人療育者がやるべきたった1つのことは「子どもの名前を覚えること」

簡単なことだと思うかもしれませんし、もうすでにやってる自覚があるかもしれません。

今回は、まず「子どもの名前を覚えること」が、いかに重要か解説していきます。

この記事を書いた人
Ke先生
Ke先生
けーせんせい
Profile
「子どもと、その子に関わるすべての人が幸せでありますように。」
地域で子どもの発達を支えてきた作業療法士。
『楽しい』ことが好き。
だから支援でも第一優先は子どもが楽しいと感じること!
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名前を覚えることはなぜ大切?

お子さんの名前、全員おぼえていますか?

そんなの当たり前にできるよw

本当にできていますか!?

「名前を覚える」ことは療育の仕事でなくても当たり前のことかもしれませんし、できていると自覚している方も多いかもしれません。けれど、ちゃんと名前を憶えられている人は、ごくわずかです。

今回は名前を覚えることが大切だといえる理由と、「名前を覚えた」のゴールラインを設定しますので、ゴールに到達できるまで実践してください!

名前を覚えるメリット

名前を覚えるとベテランになっても使えるたくさんメリットがあります。

メリット
  • お子さんとの信頼関係が作れる
  • いろいろな所から情報が集められる
  • ほかの先生たちから信頼される

それぞれのメリットについて詳しく解説してきます。

お子さんとの信頼関係が作れる

人は自分の名前を呼んでくれる人を信頼する心理特性があります。【ネームコーリング効果

これはお子さんに限らずどんな人でも共通だといわれています。お子さんの名前を呼ぼうと意識することでお子さんとの最初の信頼関係づくりには役立つはずです。

また、子供が一番最初に覚える言葉は自分の名前です。言葉の発達的にもまずお子さんの名前を呼びかけてあげることが大切になってきます。

いろいろな所から情報が集められる

お子さんのことを知ろうとしたとき、どんなところから情報収集しますか?

情報収集できるもの
  • 担当の先生に聞く。
  • フェイスシートなどのプリントを見る。
  • 保護者の方に聞く。

など、直接情報を仕入れるときにも名前は重要です。

さらに、お子さんの名前を憶えていると、間接的に情報が入ってくることがあります。

間接的に情報収集ができる場面
  • 先輩の先生が行っている支援の声
  • 朝礼終礼に先生たちが話す内容
  • 先輩の先生同士で引き継ぎを行っている会話

どれもお子さんの名前を憶えているだけで得られる情報源です。

情報を得ようとするアンテナを張る技術も身につきます。

情報はお子さんに良い支援をするにあたり重要な要素です。ぜひお子さんの名前を覚えて情報にアンテナをはりましょう。

ほかの先生たちから信頼される

日々療育を行っている先生がたにとって利用してくれているお子さんは、単にお客さんというだけのものではありません。お子さんに対し、日々どのような支援を行うことが最善なのか日々悩みながら関わっています。

そんな先生方にとっても大切なお子さんの名前を間違えたり、毎回名前を憶えていないとなると、先生方からの信頼も失われてしまうかもしれません。

実際、お子さんのことを憶えている新人に対しては先輩方も嫌な気持ちにはならず、いろいろ教えてあげようというハードルが下がります。

先輩の先生方といい関係性を気づく最初のステップだと思ってしっかりお子さんの名前を覚えましょう。

目指すべきゴール

名前を覚えることは大事なんだね!けど、利用してる子はものすごいたくさんいるし、ゆっくり覚えていけばいいよね!

「1日1人覚えればいいかな」とか「今日自分がしゃべった子だけ覚えよう」とか甘すぎます

わたしは新卒でフリースクールに就職し、教員の方々と仕事をしてきました。
そこでは実際、教員の方々は4月学校が始まってお子さんが通い始める前に担任の全員の名前を憶えます。そして始業式から3日以内に顔と名前を完全に一致させることを目標としていました。

そのくらい名前を覚えることは重要だということです。

支援を自力で作ることができない新人の方々にとっての今やるべき1番の仕事は雑用なんかじゃありません。とにかく3日以内に全利用者の名前を覚えましょう。

とはいっても、すでに大事な3日間が終わってしまっているかたもいますよね。そんな方々も今からでも遅くありません。

自分が担当していないお子さんも含め、通っている全員の名前を今すぐ覚えましょう。

まとめ

お子さんの名前を覚えて呼んであげることにはいいことがたくさんある。

メリット
  • お子さんとの信頼関係が作れる
  • いろいろな所から情報が集められる
  • ほかの先生たちから信頼される

今からでもクラスや施設に通っているお子さんの名前を間違えずに呼べるまで覚えましょう。そのくらい思い入れをもって子どもに関わることが重要なのです。

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