【療育ゲーム】 予測力・見通し力を鍛えるボードゲーム 『Splendor』 スプレンダー


見通し力 予測する力 ボードゲーム
- 時間に余裕を持って行動できない。
- 見通しが立たず不安が強い。
- 順序立てが苦手。
日常生活において「先を見通して行動する」ことは非常に重要です。
時間管理だけでなく、勉強や運動、家事、仕事など生活のほとんどのことを私たちは
「ゴール」から逆算して今するべきことを決定して行動しています。

朝の準備とかも時間に間に合うように自分でやって欲しいんだよね
今回は、そんな「先を見通す力」を育むボードゲームを紹介!
実際に子どもと遊んだ経験も踏まえて解説していきます!

この記事は次のような人にオススメ!
- 子どもの話し方が気になる人。
- 想像力を育みたい人。
- 子どもにとって良い遊びに迷っている人。
【療育の引き出し】では、地域で活躍してきた発達作業療法士の『Ke先生』と、
人との縁を大切にする心優しい保育士の『Nana先生』の2人が運営!
悩み多き子育てだからこそ、ぜひ専門家の私たちに頼ってみてください!
私たちも一緒に子育てする気持ちで寄り添っていきます。
会話に必要な力

生活において「見通し力」はとても重要です。
見通し力が弱いことで、精神的にも行動的にも自立が妨げられていくケースもあります。
- 時間に合わせて今やるべきことを決めて行動する。
- 危険なことを体験しなくても予測して回避する。
- 料理や家事など複数の行動を順序よく組み立てる。
- テストに向けて勉強する。
また、「見通し力」は精神的な安定にも繋がります。
先がある程度予測できることにより、漠然とした不安感が無くなり「新しいことに挑戦」することに恐怖心を感じにくくなります。
子どもは日々新しいことにチャレンジし、失敗も経験していきますがその根本的な安定を作るのが「見通し力」と言えます。

今回はそんな日常生活を自立して送る上で重要な「見通し力」を育てるボードゲームを紹介!

見通し力を育むゲーム『Splendor』

今回紹介するボードゲームはこちら!
どんなゲーム?
公式サイトはコチラhttps://hobbyjapan.games/splendor/

『宝石の煌めき Splendor』はゴールのポイントを目指してカードを取得していくゲームです。
ポイントをゲットするためにもコインや0点のカードをいかに効率良く取っていくかが鍵になります。

自分が欲しい高得点カードを悟られずに地盤を固めていけるかがポイント
場に出ているカードはランダムですが、完全に運ゲーではなく「戦略」が重要なゲームになっています。
いいところ【魅力】
ゴールが明確に設定されていて、場に高得点カードが見える状態ですから今自分が何をすれば高得点のカードゲットに繋がるかをじっくり考える必要があります。

これが「見通し力」を育てるために非常に良いのです!
自分にとって良い結果を得るために、今最善の行動は何か。どのように行動していくと良いのかを考える思考回路を作る練習になります。
ルール上時間制限はありませんが、相手よりも早く目標点数に到達する必要がありますから最善手を常に考える必要があるんだね。
また、基本的に点数計算は「足し算」だけで進んでいきます。
最高でも15くらいまでの足し算ですから、小学一年生でも遊べます。
さらにカードやコインが増えていくと綺麗に整理しないと自分のポイントがわからなくなってしまいます。
どのように整理すれば分かりやすいのか考えるきっかけにもなります。

片付けが苦手な子の「お片付け」の練習にもなるね!

工夫が必要なところ
ゲームの仕組み上、順調にカードが集まってくると明確に自分が劣勢だと察し、
基本的に大逆転するのが難しいです。
そのため、途中で諦めたり、ゲームを辞めたくなってしまう可能性があります。
また、黄色のコインが「カードの予約」システムになっています。
このルールがゲームの柔軟さを向上させていますが、小さい子にとってはちょっとルールが複雑です。

ゲームになれるまでは黄色のコインを使わずにプレイしていみても良いですね!
まとめ(子供とプレイした感想)

実際、小学生から高校生のお子さんまで幅広く楽しめるゲームのようです!
時間をかけてゆっくりと見通しを持つ練習ができます。
生活で必須な「見通しの力」を育むのにとても良いゲームだと感じます。
絵柄的に男の子が好んでプレイしている印象があります。
また、結構何度もプレイしたがる傾向にあります。
コインの重さも結構良い感じで感覚的にも楽しめるから何度もプレイしたがるのかも?

